0
￥0
中-低弾性のKC7カーボンブランクスを採用した2021のマグネシウムシリーズは、前年同様チャートカラーのWinnグリップ+ブラックカラーのスレッドとのコンビネーションでブランクスはつや有りのアンサンド仕上げ。ガイドはステンレスフレームのKigan製を採用しています。
低-中弾性素材のモデルと言うと巻物専用に思われがちですが、ユーザーのフィッシングスタイルによってはワームの釣りにおいても積極的に取り入れられています。ルアーを操作するのでは無くスラックラインをコントロールする釣り。高弾性素材では無し得ないある意味最も上級者向けのモデルとも言えます。
2021年、キスラー社の採用するブランクスは、これまでのNFC社表記から実に約9年ぶりに供給メーカー非公開となりました。
キスラー社では世界中の様々なグラファイト工場と取引し、常に最良のグラファイトブランクスを調達可能な環境を追及しています。
トレイ・キスラーからの要求は常に厳しく、品質管理、耐久性、軽さ、そしてブランクス工場の検品基準を超え、一定数量をキスラー氏自らの検品で破壊する為のコスト等多岐に渡ります。
どんなに高品質なブランクスであっても、必ず一定数初期不良は発生します。不良を防ぐには、組み立て前に全ての個体に高い負荷を与えて検品するのが最も効果的です。
その検品をクリアした製品は、事故や過失以外の破損は極めて稀となりますが、少々やり過ぎな検品に耐えうるブランクスは極めて稀有な存在です。
キスラー社が現在提供しているロッドに使用されているブランクスは、その時点でキスラー社が業界で1番と確信したメーカーのブランクスです。
キスラー社の製品仕様は毎年の様に変わります。これは本来販売の為には全く良い事ではありません。
しかしながら28年にも渡るトレイ・キスラー氏の経験は、それら毎年の少しづつ変化により顧客の要求、あらゆるレベルのアングラーにとって、魚をキャッチする確立を上げる為のデザインのノウハウを、 他のメーカーの数倍のスピードで集積し、蓄積を続けた事によって成り立っています。